撤 退
京セラがカメラ製造から今年で完全撤退することになった。３５ミリは京セラコンタックス（ヤシコン）をメインで使っている私はショックで夜も眠れない（冗談です）。オートフォーカスのNシステムが思ったほど売れなく、赤字続きだったので以前から撤退の噂があったが、ついに現実となってしまった。
使用しているのはボディ２台とレンズ５本で、メインで使っているレンズはバリオゾナー２８〜８５、１００〜３００ミリのズーム２本である。この２本でほとんどの被写体をカバーしている。風景撮影のときはほとんどの場合、絞り込んでパンフォーカスしてしまうので、ツァイスレンズを使う意味はあまり無いのかもしれないけど、拡大プリントした時のシャープさの中に感じる柔らかさや、バックをぼかしたときのボケ味等が気に入っていたので撤退は本当に残念でならない。修理部門はとうぶんの間、残していくと言うことなので、部品が無くなり修理不能となるまで使い続けていこうと思っている。
製造中止
富士フイルムのベルビア（ISO50）が今年で製造中止になる。風景カメラマンには大人気のフイルムで私も風景撮影ではメインで使っていた。２００３年に後継のベルビア１００Fとベルビア１００が登場し、粒状がさらに細かく、退色にも強くなったが、肝心の画質がコントラストが強く、色調も好みに合わなかったので、数本使っただけでベルビア50に戻ってしまった。
製造中止には諸事情があると思うがメインで使っているフィルムが無くなるのは非常に困る。デジカメ全盛の時代に突入したが、まだ今ならフジフィルムもコダックも多種類のフイルムを発売しているのでこの機会にもう一度いろいろなフィルムを試してみたい。
その後、 頂いたベルビア１００で試しに花桃を撮影してみた。現像から上がったポジを見た第一印象は派手な発色ではあるけれどそんなに悪くはないな。と思った。１本だけでは断定できないけど春の花とベルビア１００は以外と相性が良いのかもしれない。来春もベルビア１００で春花を試し撮りしてみようかな？。
